蛇口の不具合を判定し修理対処

レバー水栓とは、左右上下にレバーを動かして、水量やお湯・水などを選び温度調整もするタイプの水栓ハンドルのことです。戸建てや分譲マンションでは、このタイプの水栓が多く用いられています。レバー水栓は、レバーを左右上下に動かすことで自由に水量、温度の調整が可能な反面少し遊びスペースが設けられています。
長年使われてきているとレバーの遊びの範囲が拡大します。そのスペースから水漏れが発生することがよく起きてきます。そのような状態ですと、基本的には既存のレバー水栓を調整したところで直ることがなく、本体内部に組み込まれているバルブカートリッジの交換が必要になります。バブルカード類は消耗品で定期的に交換する必要があります。もしバブルカートリッジの動作不良で不具合が生じ始めているのでしたら、この部品を交換するだけで解決することができます。この部品を交換するのはメカに詳しい人でしたら履歴交換することもできますが少しでも不安がある場合には、水道屋か水道業者に依頼することをおすすめします。
レバー式水栓の型式にもよりますが水栓本体と給水パイプ・給湯パイプが、それぞれ分別されている水栓も存在しています。この接合部から水漏れがしてきている場合には、水漏れの原因がパッキンの劣化やナットの緩みで起きている可能性が最も高く、水漏れがしている場合には、しっかりと点検確認をすることが大切です。特にハンドル水栓の場合は、古い住宅に多いため耐久年数を既に超えているものがたくさんありますので、いろいろな要因が重なって不具合が起きていることも推測されます。
耐久年数を超えている水栓については、修理より交換の方が今後の事を考えると、より良い判断となります。蛇口の種類にもよりますがお客様の利便性を考慮した上でお決めになることが最も大切なこととなってきます。

レバー水栓のメンテナンス

レバー水栓のメンテナンスには、以下の手順が挙げられます。
●レバーの調整
レバーの動きが重い場合は、ワンタッチカートリッジ内部に汚れが詰まっている可能性があります。水栓の取扱説明書に従って、カートリッジを外し、汚れを洗い流してください。
●エアレーターの清掃
水の流れが細くなった場合は、エアレーター内部に汚れが詰まっている可能性があります。エアレーターを取り外し、ブラシで汚れを落とすか、又は洗剤や酢を使って清掃してください。
●ジョイント部分の確認
水漏れが起きている場合は、ジョイント部分に問題がある可能性があります。水栓本体とホースを接続する部分を確認し、締め付けが緩んでいないか、ホースに亀裂がないかなどを確認してください。
●交換
水漏れが続く場合や、レバー水栓の年数が経過している場合は、カートリッジやパッキンを交換することをお勧めします。専門の業者に交換作業を依頼することもできます。

以上の手順で、レバー水栓のメンテナンスを行うことができます。ただし、水道のプロに依頼した方が、正確な診断と適切な修理を行ってもらうことができます。

不具合が起きてしまったら
レバー水栓に不具合が起きた場合、以下の手順で対処することができます。
●水を止める
まず、水道メーターの元栓を閉め、水を止めます。この時、水栓を閉める際は力を入れすぎないように注意してください。
●水栓の分解
次に、水栓の部品を分解します。分解する際には、部品を紛失しないように注意してください。
●部品の交換
不具合の原因となっている部品を交換します。部品の交換には、専門的な知識と技術が必要となる場合があるため、自分で交換する際には十分に注意してください。
●組み立て
部品の交換が完了したら、水栓を組み立てます。組み立ての際には、部品を正しく配置して、適切に締め付けることが重要です。また、水漏れがないか確認することも忘れずに行ってください。
●水を開ける
水栓の修理が完了したら、水道メーターの元栓を開け、水を出すことで確認を行ってください。

もしも自分で修理するのが難しい場合は、水道業者に依頼することをおすすめします。

レバー水栓でみられる水トラブルについての見解
レバー水栓でみられる水トラブルにはいくつかの可能性があります。以下によくあるトラブルとその見解をいくつか挙げます。
●水漏れ
レバー水栓からの水漏れは、主に以下の要因による可能性があります。
・パッキンの摩耗や破損: パッキンは水栓の内部にあるゴム製の部品で、摩耗や劣化が進むと水漏れが発生することがあります。パッキンが破損している場合は、交換が必要です。
・接続部の緩み: レバー水栓の接続部が緩んでいる場合、水漏れが発生することがあります。適切に締め直すことで問題が解消される場合があります。

●操作の困難さ: レバー水栓の操作がスムーズに行えない場合、次の要因が考えられます。
・レバーの摩耗や固着: レバーが摩耗していたり、内部の部品が固着している場合、スムーズな操作ができなくなることがあります。専門の業者に点検と修理を依頼することを検討してください。
・水圧の問題: 水圧が低い場合、レバーを動かしても適切な水量が出ないことがあります。水圧の問題は水道会社に連絡し、調査と修正を依頼する必要があります。

●温度調節の困難さ: レバー水栓で温度調節がうまくできない場合、次の要因が考えられます。
・カートリッジの故障: レバー水栓の内部にはカートリッジと呼ばれる部品があり、温度調節を担当しています。カートリッジが故障している場合、温度調節が正常に機能しないことがあります。カートリッジの交換が必要となる場合があります。

これらは一般的なレバー水栓の水トラブルの例ですが、具体的な原因や解決策は個別の状況によって異なります。水トラブルが発生した場合は、専門の配管業者に相談し、適切な点検と修理を行うことをおすすめします。