凍結防止ヒーターの使い方
氷点下4度以下になってしまうと水道配管が凍結を起こしてしまって長時間放置していると水道管が破裂するなどの水道設備のダメージが懸念されます。こうならないために水道配管の凍結防止を行う必要がある地域は知っておいたほうが役立つことをご説明します。凍結防止ヒーターを導入する時には水道配管に一定間隔で巻きつけて、そのあとに付属している保温テープを巻きつけるだけです。施工説明書に沿って施工作業を行えば簡単に凍結防止ヒーターを設置することが可能です。
注意点は、重ねて巻きつけないことです。巻きつけたらコンセントに差し込んで通電していることを確認してください。そして、春先から秋にかけて暖かく凍結防止が必要のない季節はコンセントを抜くことで電気代のコスト削減ができますので必ず確認しておくことが良いでしょう。
凍結防止ヒーターは、ある程度、電気料金がかかりますので、サーモスタット式は完全に通電が止まるので問題ありませんが、自己温度制御式は常に通電してしまいます。よって、必要がない場合には、必ずコンセントを抜くようにしましょう。
温暖な地域にお住まいのことであれば凍結防止対策をしなければならない日はそれほど多くありませんが気温が0℃以下になる日には、お使いになることが良いのではないでしょうか。また、冬に数日家を空けるときなどは、元栓を閉じて水抜きをしておくことによって水道管の凍結を防げますので対処しておくことが良いのではないでしょうか。
凍結防止ヒーターを使い方
凍結防止ヒーターは、水道管内の水が凍結するのを防ぐために使われる装置です。使用方法は以下の通りです。１：ヒーターを水道管に取り付けます。ヒーターは通常、水道管の上部または下部に取り付けられます。
２：ヒーターの電源を確認します。ヒーターには通常、コンセントに接続するタイプと電池式のタイプがあります。使用する前に、ヒーターの電源が入っていることを確認してください。
３：ヒーターを設定します。ヒーターには、通常、温度を設定する機能があります。使用する前に、適切な温度設定を行ってください。
４：ヒーターを作動させます。ヒーターには、通常、オン/オフスイッチがあります。使用する前に、ヒーターが正常に作動していることを確認してください。
凍結防止ヒーターは、水道管内の水が凍結するのを防ぐために非常に役立つ装置ですが、正しく使用しないと火災や感電などの危険があります。取り扱いには十分注意してください。また、専門業者による設置をお勧めします。
できるだけ電気代を使わないために
凍結防止ヒーターをできるだけ効率的に使用するためには、以下の点に注意することが大切です。
施設や建物の断熱性を高めることで、室温を保つように心がけましょう。外気の温度が低くなっても室温が下がらないようにすることで、凍結のリスクを低減することができます。
凍結のリスクが高い場所に置くことで、効率的に使用することができます。たとえば、水道管の通り道や外壁など、風通しの悪い場所に置くことで、効果的に凍結を防止することができます。
時間帯によって使用することも、効果的な方法の一つです。夜間や早朝、気温が低い時間帯に使用することで、効率的に凍結を防止することができます。
凍結防止ヒーターの種類によって、消費電力や寿命に違いがあるため、適切なものを選択することも重要です。また、使用する前に取扱説明書をよく読み、正しく使用するようにしましょう。
凍結防止ヒーター以外の凍結防止策
凍結防止ヒーター以外の水道管の凍結防止策には、以下の方法があります。
●水道管の絶縁
水道管を絶縁材で覆うことで、外部からの冷気の影響を軽減することができます。一般的な絶縁材としては、断熱材や保温カバーを使用することがあります。
●水道管の周囲への保温対策
水道管が通る場所の温度を上げるために、周囲の環境を保温する方法があります。例えば、風よけの壁やカバーを設置したり、ストロークリームや新聞紙などの絶縁材を巻いて保温効果を高めることができます。
●水道管のドレイン（水抜き）
寒冷地に住んでいる場合や長期間不在の場合は、水道管内の水を抜くことが有効です。水を抜くことで水道管内の水が凍結するリスクを軽減できます。ただし、水を抜く際には適切な手順を踏んで行い、水道管や設備に与える影響に注意してください。
●水道管の経路の変更
寒冷地や凍結のリスクが高い場所では、水道管の経路を変更することで凍結リスクを軽減できます。例えば、室内の温かい場所を通る経路を選ぶなどの工夫が考えられます。
●水道管の通水
寒冷地での凍結リスクが高い場合には、水道管を通水させることで凍結を防止することがあります。水を少しずつ流すことで水道管内の水を動かし、凍結を防ぐことができます。ただし、水の無駄使いにならないように注意が必要です。
これらの凍結防止策は、凍結リスクの高い状況で効果的ですが、絶対的な効果を保証するものではありません。寒冷地や厳しい冬季の対策には、早めの準備と定期的な点検が重要です。また、水道管の凍結が懸念される場合は、専門家や地元の水道公社に相談して適切な対策を取ることをおすすめします。
